> 『数学的思考(?)エッセイ』 の試み

70. パソコンで音楽演奏
 天才モーツァルトは、5才にして作曲をしたという。もっとも誰でも生まれてすぐ作曲をし、かつそれを独唱する、といえなくもない。産声こそ実に感情豊かな表現で、なによりそれを聴く母親は感動するに違いない。

 演奏者が何もせず一定の時間が経過したら退場するという曲もあるという。作曲の正確な定義があるのかないのか、それすらも知らない全くの素人であるが、楽器をいじることは好きである。ギターに始まり、ハーモニカ、リコーダー、フルート、尺八、ピアノ、オカリナ、トランペットなどを少しずつかじった。プロの演奏を聴くのもいいが、なんでもいいものは自分でやってみたい性分である。だが、すべて独学で自己流の悲しさ、いい曲なので自分で演奏してみたいと思っても、そのような曲はたいてい難しすぎて手に負えない。

 パソコンで音楽演奏ができる。高価な機材をいっさい用意しなくても、Java という言語でできるのである。音程、長短、強弱などはすべて数値で与える。微妙な表現も手間を惜しまなければかなりのことはできそうであるが、とりあえず音程、長短、強弱だけを数値で与えるプログラムを作成し、楽譜通り鳴らしてみた。これだけでも下手な私の演奏よりはいいような気がする(複雑な気分)。

(ここの箇所は Java で作成しています。Javaが動くブラウザでお楽しみください。)


[Java版]       開始ボタン  (※ 鍵盤をクリックするとピアノ音が鳴ります。)

  Javaアプレットが表示されない、あるいは JavaSound の音が出ないときは →Music Box (HTML版)

 音楽の3要素であるメロディー(旋律)、リズム(拍子)、ハーモニー(和音)には、作曲者の独創性と感性を要する。だが、音の3要素である高低(音階)、強弱(音量)、音色(周波数特性)は、数学的に表現できるものである。天才モーツァルトやベートーベンの曲といえども音からなるのであるから、これらを数値で表して相関分析などしてもおもしろかろう。あるいは、自然のすばらしい景色などをなんとか数値で表して、音に変換して曲にしてみてもおもしろかろう。振動数が2倍になる1オクターブ間を12に分ける音階ではなく、もっと細かく分ける微分音階なるものも既に考案されているそうであるが、さらにいろいろな新しい試みもパソコン内でなら自由にできるかも知れない、などなどと想いは膨らむのである。
(2004.10.14)

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