> 『数学的思考(?)エッセイ』 の試み

3. 茶柱が立つといいことが?
 「あ!茶柱が立ってる。」と私。
 「明日は何かいいことがあるかも。楽しみですね。」と妻。
しかし、次の日はそんなことは全く忘れていて、特に何もなく過ぎた。
 そして夕食。ところが、
 「あ!今日も茶柱が立ってる。」
 「え、昨日も立ってたわね。ほんとに、明日こそいいことがあるに違いないわ。」
しかし、次の日もそんな迷信のことは全く忘れていて、特に何ごともなく過ぎた。
 そしてまた昨晩。ところが、
 「お!今日も茶柱が立ってるぞ。」
 「ヘー、三度目の正直で、きっと明日は何かあるわよ。」
 いくら迷信でも三度も続けば、何かちょっとぐらいいいことがあってもいいだろうと、期待しながら今日一日を過ごしたが、特にいいと思われることがあったわけではない・・・。

 (天の神様):「馬鹿者めが。最初の日に茶柱が立ったから、次の日に「茶柱が立つといういいこと」があったではないか。2日目に茶柱が立ったから3日目にも「茶柱が立つといういいこと」があったではないか...。この様にいいことは次々と永遠に起こっているのに、馬鹿者は全く気付いておらん。」

(1999.10.30 今日は私の誕生日)
 ウラン235の原子核に中性子をたたき込むと核分裂を起こし、その際エネルギーと平均2.5個の中性子を放出する。放出された中性子が他のウラン235にたたき込まれると「連鎖反応」が可能となる。その割合を制御し、発生するエネルギーを平和的に利用したものが原子炉である。

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