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ウォーキング、ジョギングの勧め! シティマラソン福岡2000(ハーフ)体験記 |
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2000年1月30日(日) 9:00 スタート:福岡ドームの外、 ゴール :福岡ドームフィールド 登録者数:男子4727名、 女子558名 ハーフマラソンのスタートは、9:00だ。8:00頃ドームの駐車場から中に入ってみると、既に受付のあたりには多くのランナーが行きかっている。受付で、ナンバーカード、参加賞(特性スポーツタオル)、それにRCチップ(小型発信器。靴ひもに結びつけておくと、ランナーがカーペット状のアンテナマットを通過するときアンテナから発信された電波が、チップのナンバーとそのときの時刻を読みとり記録するのだそうだ)を受け取る。 まずは、トイレに入って用を済ませておかないといけない。荷物預かり所の近くのトイレに行ってみると、10個くらいある個室のドアの前にはそれぞれ2、3人が既に並んで待っている。別のトイレに行ってみるが、ここも同じだ。しかたがないので並ぶ。15分くらい待たされたが、時間はまだある。用を済ませ急いで着替えた後荷物預かり所に荷物を預け、ナンバーカードを胸につけフィールド内に降りる。 フィールドでは次々とランナーがほぼナンバーカード順に整列している。ハーフを走る人は男女合わせて5500人あまりだそうだ。ほとんどのランナーは、ランパンにランシャツ、それに軽そうなスポーツシューズでキマッテいる。私は黒のスパッツに白のTシャツだ。シューズはレース用のはまだ持っていないので、いつもジョギングで使っている安物のものだ。やはりシューズだけはいい物を履いた方がよさそうだ。中には、トレーニングパンツや長袖シャツの人も何人かはいるようだ。まあ、2時間前後で走るには、Tシャツでいいだろう。 スタート10分前に、ドームからドーム外のスタートラインまで移動して待機。天候は待機時点でほんのぱらぱらと小雨が降ったが、後はどんよりとした曇り。(気温はだいたい6〜7℃位かな?)風にあたれば寒いので人混みの中に入る。ほどなくスタートの合図がなって、一斉に全体が前に流れ出した。 走る前に考えた私の作戦(?)は次のようなものだ。 (1) まず、この歳で苦しい思いまでして走る必然性は全くない。できるなら楽しく走りたいものだ。 (2) 最近では週末のみのジョギングしかしておらず、それにジョギングを始めて未だ10kmまでしか走ったことはないのだから、おそらく普通に走っても15km位からは、かなり苦しいものになるだろう。できるなら最後まで楽しく走りたいものだ。そのためには、おそらく周りはかなり速いペースで飛び出して行くだろうが、それに惑わされることなく最初の15kmはいつもの練習のペース(5分20秒/km)で行こう。 (3) そのあたりまで走ってもし調子がよく、体力と精神力が残っているようなら、残り5〜6kmは私のベストペース(4分50秒前後/km)まで上げて、ゴールまでつっ走ろう。それが無理なら、最後まで同じペースで走ろう。 思い通りうまくいったなら、1:49:00の記録で完走できることになる。最後まで同じペースで走ったとしても、1:52:00で、制限時間2時間以内には充分である。 予想通り周りの人たちのペースはほとんど全員5分/km位である。私一人が、どんどん後ろに下がって行く感じで、私に抜かれていく人は一人としていない。とにかく人が多い。周りは人だらけである。1秒間に1人に抜かれていく感じである。しかし、先は長い。最初から無理をしたら苦しい思いをすることはわかっているので、マイペースマイペース。 大きな川の流れの中で、全体が静かに前へ流れているという感じである。こんなに大勢の人が走っているのに、静かさが漂っている。私の走っている当たりの流れの速さは、だいたい5分〜5分10秒/kmになっている。5kmでのラップタイムは26分前後だ(5分12秒/km)。やはりいつものジョギングの時より、すこしスピードは出ていたようだ。しかし、一人ゆっくり後ろに取り残されていく。このような状態は、5〜6kmあたりまでは続くであろうと覚悟はしていたが、そのあたりを過ぎてもまだ続く。ただ、ちょっと下り坂になったところでは、自然に走っているつもりであったが、なぜか周りより私の方が速くなり、初めて人を抜いて走る快感を味わうことが出来た。しかしそれも僅かな間で、再び10kmあたりまでは、どんどんゆっくり後ろに下がっている。10kmの標識を見落としたが、おそらく53分前後だろう。 これからは私の未知の距離だ。ここまでは、呼吸も足もほとんど問題ない。周りの景色を楽しむ余裕こそないが快調である。自分がどこを走っているのかよくわからないまま、ただ人混みの中を走っている。このあたりでやっと、周りの流れの速さが私のスピードにあってきた感じで走りやすい。 このまま15kmまで行こう...などと考えていたら、12kmあたりを過ぎた頃から急に左足の膝に痛みを感じだした。まずい。やはり練習量不足か。いつもは公園の柔らかいアンツーカーや土の上を走っているが、今日は堅いアスファルトのせいかも知れない。それに右足の中指あたりに豆ができかかっているようだ。この膝の痛みは、急激に増して来た。しかも足全体が上がらない。ほとんど歩く速さにせざるを得ない。これはまずいことになった。このまま無理をしていたら、本当に膝を痛めるかもしれない。といって、呼吸や脈拍は何ともないだけに、ここで止めるのもシャクだなあ。周りのランナーは、まだ何ともないように駆け抜けていく。 ついに立ち止まって、脚をさする。4、5歩、歩いてみる。歩く分にはそれほど痛くない。よし、ちょっとみっともないけど、足をあげないですり足のような感じで走ってみよう。おお、これなら膝に衝撃があまりこないので痛くない...というわけで、とにかく足を前へ前へ送り出す。歩いてるよりはまだましか、というような速さ(おそらく7分/kmくらいだろうか)だが、とにかく行けるとこまで行ってみるか。 私の後ろには、まだまだ多くのランナーが長く連なってはいるが、次々と私を追い抜いていく。いらいらしながら、時々膝はどうか試してみたりしながら、この走法(?)を、18kmあたりまで続けざるを得なかった。折り返しのコースを過ぎた所で、私と同年輩くらいの外国人のランナーとすれ違った。まだ200mくらいは差があるだろうが、ほどなくあの外人さんにも追い抜かれてしまうだろう。このような走り方は脚の太股あたりに負担がかかる。 18km近くに給水所があった。止まって水をのむ。スタッフのおばさんが声をかけてくださる。「あと3キロよ、頑張って。」 太股に水を掛けて走ってみる。ん...? 走れるかな。思い切って足を上げて走ってみても以外と膝も痛くないようだ。いままでゆっくり走ったために、体力と気力は余っている。ここまでウォーミングアップをやっていたような感じだ。これならいける。俄然元気がでてきた。徐々にスピードを上げてみる。問題ない。さっき追い抜いて行った人たちのうち何人かを少しずつ抜き返していく。やはり他の人たちも疲れてきているようだ。落ち着いてみてみるとよたよたしている人も何人かいる。 そうこうしているうち、外人さんが後ろからスーと前に出てきた。あ、さっきの外人さんだ。残りも2キロ余りしかない。私も行こう。スピードを上げて、一気に外人さんを抜き返し、そのまま突っ走る。体全体に武者震いが起こる。ちょっと早過ぎるかも知れないが、ラストスパートの感じだ。 ここらあたりでも、ランナーは道路にすきまなくいる。人がいない左側によって、いままで抜いていった人たちを一気に抜き返しながら走る快感。脚も上がり手も振って、なんだか一人で張り切っているような感じだ。観衆のなかから、ここらあたりでもあんなに元気な人もいる、というような声が聞こえてくる。レース中に充分ウォーミングアップをやったおかげ(?)で、ほとんど呼吸も苦しくない。さすがに脚はぱんぱんに張って、ピクピクしているが、ここでけいれんでも起こしたらたまらない。つま先を上げふくらはぎを伸ばすようにして走る。ドームが見えてきた。ドームの周りをぐるっと一回りしてゴールだ。ゴールを目前にして歩いている人たちも何人かいる。さすがにスピードは少し落ちてきたが、まだゴボウ抜きしながら最後の頑張りだ。ついにゴール。掲示時計の、1:54:? が目に入ってきた。 ところが、ゴールして歩こうとしたとたん、左足のふくらはぎが激しくつった。おもわず立っていられず、その場に座り込んで足を伸ばす。次々とゴールしてくるランナーの邪魔になりそうなので端にでも寄りたいが、動けない。右足もつってきた。ただ足を伸ばして治まるのを待つしかない。やっと痛みがゆるんできた、と思ったらまた、左足が激しくつってしまった。たまらない痛みだ。やっと歩けるようになり、足を引きずりながらスタンドに上がった。 途中での膝の痛みは悔やまれるが、練習量不足は否めない。しかし、初めてのマラソン大会参加でもあり、タイムはともかく2時間の制限時間内に無事完走出来たことを喜びたい。(この機会を与えていただいたS.E先生、応援、アドバイスをいただいた陸上部の皆様と、当日ついてきてドームの周りのお店で勝手に買い物を楽しんでいた家族にも感謝する) (2000. 2. 3 記) |
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